中尾拓哉(尾鷲市)

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【市町村】
三重県尾鷲市

【活動拠点】
おわせ暮らしサポートセンター

【ミッションの種別】
定住・移住・空き家利活用

【ミッションの内容】
尾鷲市定住移住コンシェルジュ。空き家バンク・移住体験住宅の運営

【生活環境】
#漁村暮らし
#古民家暮らし

【隊員期間】
2017年 2 月 ~2020 年 1 月

【出身地】
京都府

協力隊になったきっかけ

協力隊になったきっかけ

ただなんとなくサラリーマンをやっていた時に、ふと自分自身が社会のために役立っているのかという存在意義を考えていました。そんな時に、日本の社会問題でもある人口減少が進んでいる状況で、地方が過疎化していき、限界集落と呼ばれる市町村が多くある。そのような地域で社会貢献したいという想いから、地域で活躍している地域おこし協力隊の方たちに興味を持ちました。また人口減少に伴い、ますます増えていく空き家に関わる仕事がしたいと考え、空き家を使った利活用方法を考えると何かビジネスに発展する可能性があり、その取り組みを前線で実際に体験できることから、「定住移住・空き家」に関われる、このミッションに興味を持ちました。応募前に、実際に尾鷲に来てみた時に人と環境に惚れこみ応募することにしました。

協力隊 活動内容

協力隊 活動内容

移住相談ワンストップ窓口を開設

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着任当初、移住相談・空き家バンクの窓口は尾鷲市役所内の間借りしたスペースで業務を行なっていました。

市役所の営業時間が17時以降は利用できなかったり、土日祝は営業してなかったりするので、独立した事務所を開設することで18時まで営業できたり、土日祝も営業することで利用者の方がもっと気軽に訪れやすい・利用しやすい環境づくりを行いました。

また、空き家バンクの運営の仕事をする上で、私たち自身でも空き家を活用していきたいと考え、空き家になっていた築90年の古民家物件を借りあげ、事務所として使用することになりました。空き家を活用することで私たちも地域の人たちと距離が縮まり「地域の祭りや集会所として活用」や「様々なイベント・セミナーに利用される」など、協力隊業務のPRや、地域の住民方との交流に、一役買ってくれる、そんな場所になってくれています。

移住促進のためにいろんな企画を。。

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移住促進の一環として尾鷲に関わる様々な情報発信を業務として行ってまいりました。
ホームページを新たに作り、FacebookやInstagramといったSNSで身近な情報を発信。また雑誌や新聞、TVメディアへの取材対応、移住者向けのパンフレットの作成といったものまで様々です。尾鷲が移住者から選ばれるための魅力づくりも重要と考えていますので、移住者である私たち自身が積極的に尾鷲の情報を発信しています。

また東京や大阪や名古屋で開催している移住フェアに年7回は出展し、首都圏でも尾鷲市の移住相談ができるように定期的に相談ブースを設けております。小さな取り組みの積み重ねが移住者を呼ぶことにつながっています。

実績:尾鷲市空き家バンクの運営し、任期中の3年間で携わった空き家バンクの物件登録件数は161件、空き家バンクを通して定住移住の成約件数は97件になります。

空き家を使ったDIYイベント

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空き家を利活用する修繕の一環として、DIYイベントを年3~4回実施してきました。「畳をフローリング」「壁を漆喰に」「ペンキ塗装」「襖や障子の張り替え」空き家を使ったDIYイベントを通して多くの方が県内・県外から来ていただき、移住促進として尾鷲暮らし体験や関係人口の創出に繋がりました。

空き家利活用として移住体験施設を!

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「九鬼町のみやか」「三木浦町の三木浦ソワイ」「市街地のわたまし」の任期中に3件を空き家の利活用事業としておわせ暮らしサポートセンターのメンバーと共に移住体験住宅を作り運営していました。

移住を検討する段階で、古民家に住みながら、漁村ならではの暮らしが体験できる「お試し移住」施設として、尾鷲の文化・風土を体感したり、地域住民との気軽な交流を楽しむことができる他、移住先を探す期間として住居探しや仕事探し、移住体験住宅で仮移住していただくことで、田舎暮らしでプラスなことや、一方で近くにスーパーやコンビニがない、車移動が必須といった、不便なところ、マイナス面も全て知ってもらった上で、移住を検討していただける施設となっています。

卒業後の活動

卒業後の活動

今後の抱負はいろんな地域の空き家の利活用を実施できるようになりたいと考えております。任期後は空き家を使ったビジネスを色々試したくて、現在は空き家を使って宿泊事業を行っています。今後、県内の空き家問題に関われる人材になれたらなと思います。自身の知識や活動内容が活かせることに取り組んでいきたいです。

「尾鷲市の移住促進」に関しては後任の地域おこし協力隊の方が継続して、現在も活動を続けてくれています。こちらから→https://owasegurashi.xsrv.jp/akiya/

退任後はNPO法人おわせ暮らしサポートセンターとして、尾鷲市の地域おこし協力隊OBOGの数名と一緒に活動させてもらっています。「移住」「空き家」「協力隊」についてなど、業務委託として仕事を受けて活動を継続している部分もあります!

※追記
2022年7月より三重県明和町地域おこし協力隊として着任
2024年4月より一般社団法人三重県地域おこし協力隊サポートデスクのメンバーとして三重県内の地域おこし協力隊をサポートする活動を開始しました。

隊員が紹介する地域の魅力・おすすめスポット

隊員が紹介する地域の魅力・おすすめスポット

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尾鷲という地域を選んだ理由は純粋に海が身近ある暮らしがしたかったからです。
仕事に行く前に釣りをしてから出勤する。仕事が終わってからも釣りをしてから帰宅する。
そんな田舎暮らしに憧れて、海の近くに住みたく、この町を選んだので「海」です!

なんとなく地域を選ぶのではなく、地域の災害に関することは事前に調べた方がいいと思います!

指導できるスキル

指導できるスキル

○移住促進の対する知識・経験・相談対応
 (実績:2017年から移住に関する取り組み実績あり。内容は上記活動内容に記載)

○空き家に関する知識・経験・利活用相談対応
 (実績:移住体験住宅、宿泊施設、飲食店、コワーキングスペース、賃貸住宅用など合計15件ほどの空き家利活用を行ってきた)

○空き家バンクの運営・調査・相談対応
 (実績:ワンストップ移住相談窓口、相談事務所の設立・空き家バンクの運営経験・現地調査・間取りの作成等)

○地域おこし協力隊の募集・受入サポート
 (実績:中間支援事業として今まで20名ほどの着任をサポート。)

○協力隊サポート業務
 (実績:協力隊の研修、交流会、勉強会、相談窓口など)

関連リンク

関連リンク

ホームページ:漁村暮らしの宿 わたまし(https://npoowasegurashi.com/watamashi/

ホームページ:NPO法人おわせ暮らしサポートセンター(https://npoowasegurashi.com