木島恵子(尾鷲市)

【市町村】
三重県尾鷲市

【活動拠点】
所属:特定非営利活動法人おわせ暮らしサポートセンター
場所:シェアスペース土井見世

【ミッションの種別】
「定住・移住」
「空き家活用」

【ミッションの内容】
尾鷲市と協働で空き家バンクを運営し、定住移住コンシェルジュとして尾鷲市への移住を促進し定住を支援する

【生活環境】
#漁村暮らし
#古⺠家暮らし

【隊員期間】
2015 年 6 月 ~2018年 5 月

【出身地】
東京都

協力隊になったきっかけ

協力隊になったきっかけ

平日は都市部で働き、週末は里山や海辺で過ごす「二地域居住」を実現するため、理想の田舎と古民家探しをしていたところに、WEBメディアで尾鷲市の求人をみつけました。空き家バンクを運営し移住定住を促進するミッションは、その当時古民家探しや週末移住に苦戦していた私にとって、今まさに直面している気づきや学びを活かせる仕事であり、そのような施策に外部人材を登用しようとする尾鷲市の先進的な取組にも魅力を感じエントリーしました。(が、まだこのときは、この求人が地域おこし協力隊の募集だとはわかっていませんでした…)

協力隊 活動内容

協力隊 活動内容

尾道のNPO法人空き家再生プログラムの合宿に参加

空き家再生先進地の広島県尾道市で、NPO法人空き家再生プロジェクトが主催する「尾道空き家再生!夏合宿」に参加。1週間寝袋持参の泊まりこみで、登録有形文化財「みはらし亭」の本館工事に携わりながら、大工、左官、塗装のプロに指導を乞う。また、全国から参加者を募り、ワークショップ形式で空き家を再生する手法を自ら参加者となり学ぶ。

漁村集落の空き家をワークショップ形式で移住体験住宅「みやか」に再生

すでに尾道の空き家再生ワークショップに建築を学ぶゼミ学生を参加させていた大手前大学に委託し、1年目に学んだ尾道の手法で、1年かけて移住体験住宅をつくる。
着工前には、尾鷲市・大手前大学・九鬼町住民代表・物件所有者・協力隊での打ち合わせを重ね、移住体験住宅に再生する空き家に町民の方々をお招きしての住民説明会を実施。ワークショップは、空き家の再生に興味がある人を広く募り、3泊4日のプログラムを3回開催。指導は町の職人の方に依頼し、ピザ窯づくり、外流し設置、壁塗り、床張り、塗装作業など、滞在中は改修工事だけではなく、漁村のまち歩きや、住民の皆さんを招いてBBQ交流会など、時間をかけて町への周知と関係人口づくりに注力。オープン前には、九鬼町の祭りの日に合わせて、完成した移住体験住宅の内覧やピザ窯でピザを実際焼いてみるなど、祭りのコンテンツの一つにしてもらい町民の方々へ披露、共に完成を祝う。

任意団体「おわせ暮らしサポートセンター」を立ち上げ、NPOへ法人化

尾鷲市役所内が活動拠点だったが、市内の空き家を借り受け活動場所を移転。そこを空き家バンクや移住相談のワンストップ窓口とし「おわせ暮らしサポートセンター」を立ち上げる。仕事帰りや遠方にお住まいの方の土日の来鷲にも対応できるよう、年末年始以外は年中無休、営業時間も9時~18時に変更した。利便性は格段に上がり、空き家の利用者も登録者も増加。
退任前に「特定非営利活動法人おわせ暮らしサポートセンター」を設立。尾鷲市と協働で3年間ミッションを遂行してきたので、退任後も引き続き、空き家の利活用事業や関係人口づくりなど公益性の高い事業に携わっていけるよう、法人格はNPOを選択。

卒業後の活動

卒業後の活動

シェアスペース土井見世(NPO法人おわせ暮らしサポートセンター事務所)

登録有形文化財を借り受け、まちづくりの拠点となるべく「シェアスペース土井見世」の運営などを主として、尾鷲市における移住/多拠点居住と空き家の利活用推進や関係人口創出に加え、三重県南部における地域人材と連携協働し、まちづくり活動の支援にも取り組む。
協力隊OBOGによる中間支援組織「一社)三重県地域おこし協力隊サポートデスク」では、三重県内協力隊間のネットワークづくり事業を通じた伴走支援や定住支援等に取り組む。

隊員が紹介する地域の魅力・おすすめスポット

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【尾鷲市九鬼町】道と海を隔てるものがない町

指導できるスキル

指導できるスキル

⭕️NPO法人設立および運営サポート
外注はせずに自力でNPOを立ち上げたい方書類の作成から申請までご支援できます!
が、その前に本当にNPOを設立するべきか、ご相談も承ります。

関連リンク

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ホームページ(NPO法人おわせ暮らしサポートセンター):https://npoowasegurashi.com/

ホームページ(シェアスペース土井見世):https://www.doimise.com