五十嵐ちひろ(鳥羽市)

五十嵐ちひろ写真

【市町村】
三重県鳥羽市

【活動拠点】
答志島和具

【ミッションの種別】
「情報発信」
「地域支援・離島振興」

【ミッションの内容】
離島の魅力の発信と関係人口の増加

【生活環境】
#海辺暮らし
#離島暮らし
#古⺠家暮らし

【隊員期間】
2017 年4 月 ~2020 年3月

【出身地】
埼玉県

協力隊になったきっかけ

協力隊になったきっかけ

海なし県の埼玉県で育ったので、いつか海の近くに住みたい、という希望を持っていました。縁もゆかりもない土地に入って、生活基盤をゼロから構築していくのに、協力隊制度はぴったりだと思ったので、協力隊募集をしている自治体を探し始め、鳥羽市の担当者の方から「それなら答志島がおすすめですよ」と勧められたので、一度下見に来ることにしました。初めて訪れた島で見た景色や、出会った人たち、感じた文化や風習が魅力的で、ここに住んでみたい!と思ったので、鳥羽市の地域おこし協力隊に応募しました。

協力隊 活動内容

協力隊 活動内容

ブログで島の暮らしを発信

島での暮らしや、島の文化、行事などについて、積極的にブログで発信しました。ブログに書く内容について、質問したり、体験させてもらったりするうちに、島の人たちにも顔と名前を覚えてもらえ「いがちゃん頑張っとんなあ」とよく声をかけられるようになりました。
卒業後はブログの更新頻度が下がりましたが、それまでに公開している記事が、答志島について調べている人や、取材をする人の事前調査に役立っています。

「島女子会」で関係人口増加

島の関係人口増加のために、移住体験ツアーや、大阪での交流会を企画しました。当初婚活を目的とした移住体験ツアーも案にあったのですが、婚活よりも、女性同士のつながりやその広がりに期待して、女性を対象に絞ってイベントを開催することにしました。
毎回企画には、島の女性にも参加してもらい、参加者の方をどのようにもてなそうか、島のどの部分をおすすめしようか、などアイディアを出し合いました。
実際に島の女性と仲良くなった参加者の方が、ツアー後に友人や家族と答志島に足を運ぶようになってくれました。

手描きの観光マップ作成

答志島は、観光地としてとても魅力的な島ですが、情報がなければ見どころや魅力が分かりにくいという課題がありました。そこで、個人でふらりと島に来た観光客の人が、島の観光を楽しめるマップを地図もイラストも文字もすべて手描きで作成しました。最初に日本語で、各地区のマップを作成し、それぞれの英語バージョン、島全体の英語バージョンと、最終的には5種類のマップを作成し、定期船乗り場や、旅館などに配布しました。現在は希望する旅館や観光案内所に置かせてもらう他、ブログ上にデータを公開しています。

卒業後の活動

卒業後の活動

外国人向けのツアーを企画し、売り出そうとしていましたが、コロナ禍の影響で叶わず、在任中からインターンシップとして受け入れてもらっていたエコツアー会社でガイドとして働いています。

また2024年の三重県地域おこし協力隊サポートデスクの立ち上げ時から、専門相談員として関わって協力隊員に対してサポートをしています。

その他に、SNSを通じ市政について発信したり、タウンミーティングを企画したりなど、市民活動をしています。

隊員が紹介する地域の魅力・おすすめスポット

隊員が紹介する地域の魅力・おすすめスポット

大漁旗をかかげた漁船のならぶ港
豆腐屋の店内。手前の台の上にはがんもどきの材料、中央に重石、奥に揚げ物をする調理場。

漁船の並ぶ港

答志島は漁師の島です。港に並ぶたくさんの船が漁業がどれだけ盛んであるかをよく表しています。正月や祭りの時期には、船が大漁旗で彩られます。一本釣りの竿のついた漁船越しに眺める夕焼け空も格別です。

とうふや

答志島には手作り豆腐を売るお店があります。豆腐、厚揚げ、大小のがんもどきがあり、どれもとってもおいしいです。がんもどきに卵を入れて煮つけるのは、定番のおかずです。私の小学生時代、通学路にお豆腐屋さんがあり、登校時にはあたりにお豆腐を作る香りがしていました。ここに来るとそんな懐かしい思い出がよみがえります。人当たりのよいご夫婦が営んでいて、買いに行くと「いつもありがとう」と言ってもらえる温かい雰囲気も大好きです。島の中だけで消費されるので、保存料が使われていません。

関連リンク

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ブログ:SU ISOLA 答志島の暮らし、お見せします( https://www.chihiro-toushi.net/