協力隊を希望する方へ
協力隊を希望する方へ
地域おこし協力隊に応募してみたいとお考えの方へ
地域おこし協力隊制度がはじまって15年が経過し、県内ではこれまで多くの地域おこし協力隊が活躍してきました。地域おこし協力隊によってたくさんの事業が展開され、たくさんの隊員がその地域で暮らすという選択をしています。しかし、全員が納得した結果に行き着くわけではないという現実もあります。地域おこし協力隊という仕事は、地域の人や行政の方と一緒に仕事をしていくという心構えが必要です。
わたしたちは、地域おこし協力隊としてこれまでに培ってきた経験を活かして、これからを地域おこし協力隊を目指す方へのアドバイスをしていきたいと考えています。同じ三重県を元気にしていく仲間として一緒に取り組んでいきましょう!
地域おこし協力隊の全員が成功しているわけではない!
地域おこし協力隊は任期後の地域への定住率は全国平均64.9%、三重県は約54.5%(令和5年度時点)です。地域づくりを挑戦したい人、田舎暮らしをしたい人、起業をしたい人にとっては地域に溶け込むためにとても良い制度なのですが、実は3年目を迎える前に退任をする人が多いのも現実です。特に、1年目の離職率は高く、三重県では約14.2%が1年未満で退任をしています。地域おこし協力隊になるために現在の仕事を辞めて、地方移住したのに、うまくいかなかったなんて嫌ですよね?
ミスマッチしないためにも応募前にしっかり「調べる・考える・行ってみる」ことに時間を作ってほしいと思っています。
あなたの想いが成功するために、ここにたくさんヒントを書いておきますので、しっかりと検討した上で応募してください!!
意外と少ない定住率 (三重県の場合・R5年度時点)
応募前にする3つのこと
- 調べる
地域おこし協力隊がどのような制度なのかきちんと知ろう!
行きたい場所はどのような地域なのか、募集しているミッションは具体的にどのような仕事内容なのか、応募する前に必ず調査してください。地域おこし協力隊という制度は全国各地で導入されていますが、各県や各市町によって運営方法は全く異なります。例えば給与・勤務日数・雇用形態なども同じではありません。どの募集記事も面白そうで、やってみたいと思わせるように書いてあります。絶対に募集記事だけでは判断しないでください。
まずはネットでいいので「地域おこし協力隊」について勉強してください。そして行ってみたい「地域」のこと、その地域の「自治体のこと」「行きたい地域での先輩協力隊の取り組み」「その地域の協力隊定住率」「定住されている方、定住していない方、途中で退任された方などの理由」など調べてみてください。
- 考える
応募する前に、3年間の生活や活動、協力隊退任後の暮らしについてイメージしてみよう!
今あなたが気になっている「地域」や「ミッション」を受けて合格したとして、引っ越し後の仕事や生活や3年後のイメージは持てますか?イメージができないような暮らしや取り組みは、実際に実行することは難しく、認識のズレを生み出し、ミスマッチになる可能性があります。
なぜ「この地域を選んだのか」「この募集を応募したいのか」を考え、その先の「3年後は海が見えるお店でカフェしたい」というようなやってみたいことからもイメージしてみてください。イメージできたら次のステップです。
- 行ってみる
地域おこし協力隊は退任後に定住を目指す制度です。行ったこともない知らない地域に定住できますか?
それはとても難しい判断だと思います。三重県ではミスマッチを防ぐためにも応募書類を提出する前段階で、現地に行って、働く場所や暮らしの環境を見て、一緒に働く関係者に会って、どんなことをするのか直接話をしてもらい、その地域のことを知って、理解した上で応募書類を提出することを強く推奨しています。応募する前に自治体担当者や地域の方、先輩協力隊と話す機会を必ず持ちましょう!
現地を見て、自治体や受入団体の「地域おこし協力隊の導入目的や3年後のイメージ」等の考えを聞きましょう。自身のイメージと地域の考えを共有し、「ここで地域おこし協力隊になってみたい」という覚悟を持てたら、ようやく応募するという判断をしていただいていいと思います。
~地域おこし協力隊の心構えと着任前に知っておいてほしい事~
移住してからミスマッチ
- 辞める理由で多いのは「認識のずれ」
協力隊制度は「あなたのやりたい」だけを実現する制度ではありません。
「地域の課題」を自治体や地域の関係者と一緒に取り組み、地域課題を解決しながら定住定着を目指す「公共事業」です。自身の認識のズレが「やりたいことができない」「思っていたのと違う」となり、退任していく方も中にはいますが、それは調査不足であり、あなたの責任です。そうならないためにも必ず応募書類を提出する前に現地に行き自治体担当者に会い、「あなたのイメージ」と「自治体や地域の求めていること」の確認作業が重要になります。
- 大切なことはコミュニケーション
「理想の暮らし」「やってみたかった地域おこし協力隊」やる気と夢を持って隊員に着任することでしょう。しかし、多くの隊員は着任後まもなく、『着任後ショック』を体験します。そのほとんどが「認識不足」「コミュニケーション不足」によるものです。だからこそ、まず初めに「行政のやってほしいこと」「地域のやってほしいこと」「あなたのやりたいこと」の想いを見える化してお互いに情報共有しましょう!
着任後まもない時期に、定められたミッションを正しく認識し、客観的に自分のスキルや自分の特性を理解すること、行政の仕組みを知ることが大切です。考えを共有するツールとして3年間のロードマップを作成し地域内・自治体担当者とのコミュニケーションを円滑なものにし、ミッションに没頭しやすい環境を作ることが重要です。
私たちがサポートします!
私たちがサポートします!
地域おこし協力隊は、活動が充実すればとても楽しい3年間やその後の定住にも繋がるありがたい制度です。隊員が地域のプレイヤーとなり、活き活き活動することで、地域力アップにもつながるやりがいのある仕事でもあります。そのためにはあなたの応募が協力隊の活動や移住生活をより良いスタートをきるために、私たち三重県地域おこし協力隊サポートデスクがサポートします。応募前であっても相談に乗れますので気軽に連絡ください。
contact
問い合わせ
ご相談については下記のフォームよりお願いいたします。
メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。
※返信にはお時間をいただきます。
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